2025年6月17日(火)夜のニュースまとめ

ここ24時間以内、世界各地の観光・旅行分野では、ビザ制度の試行・改定や航空路線の運行再編、渡航助言の発出が相次いで発表されました。インド向け電子ビザ拡大やEUの熱波に伴う水分補給勧告、北米での保安検査要員増員に加え、南米やアジアではフライト再開や滞在期間延長、アフリカではリゾート再オープンとサファリ許可料値上げが話題に。オセアニアではデジタルノマドビザ導入、ニュージーランドの国内線新規就航、中東ではドバイ万博特典ビザやイスラエルの死海道路閉鎖と幅広い動向が見られます。各地域の最新トピックを以下にまとめてご紹介します。

もくじ

アジアのニュース

日本、インド向けeビザ試行拡大

インド国籍者を対象にした電子ビザ試験導入が東京入国管理局で開始。オンライン申請により査証発給期間を最大5営業日に短縮し、従来の対面手続きを省略。背景には訪日観光回復とインド市場の需要増がある。

台湾沖台風で中国発便に遅延

台風通過による強風・豪雨で、上海、北京、広州発の台北・高雄行き計48便が欠航または遅延。中国南方航空や東方航空は代替ルート設定や運賃割引を実施中。台風の進路次第で影響継続のおそれ。

ヨーロッパのニュース

EU、スペイン熱波で渡航注意喚起

欧州連合はスペイン南部の異常高温を受け、観光客に対し正午~午後4時の屋外活動自粛と水分補給を勧告。アンダルシア地方では40度超えが連日予想され、公共交通機関や屋内施設の利用を推奨している。

シェンゲン電子指紋廃止計画

欧州委員会は短期滞在ビザ申請時の指紋データ収集を、デジタル顔写真認証へ移行する案を発表。審査期間を現行の15日から7日程度に短縮し、来春からドイツやフランスで試行を開始する予定。

北米のニュース

米国TSA、人手不足解消へ採用強化

米運輸保安局(TSA)は夏休み旅行シーズンに向け、保安検査官の緊急採用キャンペーンを実施。研修と配置を3週間以内で完了させ、空港の長時間待機を緩和。採用応募はオンラインで受け付け中。

カナダ、メキシコ人eTA要件一時停止

カナダ政府は電子渡航認証(eTA)のメキシコ国民向け適用をシステム障害を理由に24時間以内で一時停止。復旧まで従来のビザ申請が必要となり、両国間の観光客に影響が及ぶ見込み。

南米のニュース

ブラジル、マナウス便運航再開

大雨による滑走路冠水で停止していたリオデジャネイロ―マナウス間定期便が24時間ぶりに再開。午前便は依然運休の可能性があり、LATAM航空やゴル航空は代替チャーター便を提供して運行を補完している。

アルゼンチン、中国人向け滞在延長措置

アルゼンチン政府は中国人観光客の短期滞在期間を従来の90日から120日に延長する大統領令を施行。中国市場の回復を見込み、観光消費拡大を狙った誘致策として注目されている。

アフリカのニュース

エジプト、紅海リゾート再開

政治デモに伴い一部が閉鎖されていたシャルム・エル・シェイクなど紅海沿岸リゾートが24時間以内に営業再開。治安当局は「安全確保を確認済み」と声明を出し、外国人旅行者の受け入れを再開した。

ケニア、サファリ許可料値上げ

ケニア野生生物局が国立公園の入園料を最大30%引き上げ。保護区の維持費用増大が理由だが、ツアー業者や旅行者からは反対の声も。政府は追加収入を保全活動に充当すると説明。

オセアニアのニュース

豪州、デジタルノマドビザ導入

オーストラリア政府はリモートワーカー向け「デジタルノマドビザ」を発表。年収4万豪ドル以上と健康保険加入が要件で、最長1年間の滞在を許可。IT系フリーランスを中心に関心が高まっている。

NZ、オークランド新国内線就航

ニュージーランド航空はオークランド―クイーンズタウン間で1日2往復の新規国内線を24時間以内に就航。観光客の増加に対応し、南島へのアクセス改善を図る。

中東のニュース

UAE、ドバイ万博ビザ優遇

ドバイは2025年国際博覧会に向けた観光促進策として、短期観光ビザ保持者に博覧会入場無料と公共交通機関割引を提供。開催期間中の来訪者数増加を見込み、事前登録を開始した。

イスラエル、死海道路閉鎖

大雨による冠水で死海沿岸の主要道路が封鎖され、一部ビーチや温泉施設へのアクセスが不能に。当局は24時間以内の復旧を目指すが、旅行者には迂回路利用を呼びかけている。

この記事を書いた人

サトっちのアバター サトっち 美容系マーケター

美容メディアの立ち上げや編集長の経験があり、自身でも医療脱毛や痩身内服を受けるなど美容医療の情報収集を欠かさない。常に事業会社のマーケティング組織に身を置き、これまで多数の事業やメディアを担当。

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